E-M1 Mark IIの手ぶれ補正は驚異的なレベルだったけれどE-M1Xは、さらに強化された。
もはや3秒4秒当たり前という常識では考えられない撮影も可能になってきている。
鳴子峡に来たのは久しぶり。昔は閑散として素朴な場所だったけれど今や世界的に有名になっているようで多くの外国人で賑わっている。
紅葉シーズンになると列車が速度を落としてくれるため被写体ぶれの心配が少ないこともあって三脚を使おうと思った。
しかし撮影する場所が橋の上であるため常にうねりのように大きく揺れている。これでは三脚を使うと、ぶれてしまうと判断して手持ちで手ぶれ補正を効かせて撮影した。
ファインダーが大きくなったこともあって、とても見やすくなったのが嬉しい。
しかも画面の端までしっかり見やすくなっているから細部まで確認しつつ撮影することができた。
手ぶれ補正というと静止のシーンがイメージされるけれど動いている物にも効果絶大なのである。
縦のぶれを補正することで横の動きに関してはスルー。縦の動きは強力に補正されるため動きさえ合わせられれば流し撮りは百発百中。もはやエキスパートのテクニックではなくなった。
プロキャプチャー
この場所は滝の音で列車の接近が聞き取りにくい。
鉄道撮影は時刻表から列車の通過する時刻を読み取ることができるけれど5分10分と集中して待機していると、精神的に疲れるもので細かいミスが発生することだってある。
そんな時は迷わずプロキャプチャーモードを使いたい。
半押しで待機。全押しすると最大35コマまで遡って記録される夢のような機能。E-M1 Mark IIに搭載されて多くの人に高評価されているこの機能はE-M1Xにも、もちろん搭載されていて一安心。