標準ズームレンズで撮る花
標準ズームレンズとは25mm前後の広角から準望遠域までを含んだズームレンズです。今までの経験を生かせば、このレンズでもお花撮影を楽しむ事が出来ます。ポイントは画面内のお花の大きさをズームで合わさず、身体を前後して合わせる事、広角側を使うのか望遠側を使うのか、決めてかかれば失敗はありません。
ボケ量の調整
各レンズの特徴を述べながら、同時に被写界深度とボケ量の大切さをお話ししてきましたが、常に絞り開放が良いかと言えばそうではありません。以下でコントロールの仕方をお話しします。
下の5枚はそれぞれ絞り値を変えながら背景の変化を見たものです。被写体と背景の距離の関係から、開放値ではボケ量が大きく、背景が単純になり過ぎると判断し、本番の絞り値はF7.1としました。もちろんこれは個々人の判断でOK、自分の気持ちのいい所で決めて下さい。
プレビューボタン
このボケ量の変化を視認出来る方法を次に上げておきます。通常、ファインダー像は絞り開放での画像を見ていて、見たままに写らない事も…それを設定絞りの像にするには「プレビュー」機能を使います。
イチイチ押して確認するのが面倒と言う方には、プレビューロックも可能。一度押すとロックされ、もう一度押すと解除されます。設定方法は以下。