【オリンパスギャラリー東京】2016年4月22日~5月2日 安田 菜津紀 写真展
安田 菜津紀 写真展「この街で、これからも 陸前高田に生きる」
オリンパスギャラリー東京 期間:2016年4月22日(金)~5月2日(月)
午前11:00~午後7:00 最終日 午後3:00 木曜休館 入場無料
オリンパスギャラリー大阪 期間:2016年5月13日(金)~5月19日(木)
午前10:00~午後6:00 最終日 午後3:00 日曜・祝日休館 入場無料
【写真展案内】
今でも振り返らない日はない。一面の瓦礫に覆われた陸前高田の街を前に、茫然と立ち尽くした、2011年3月。あれから5年の月日が経つ。整地を待つ市街地、続く仮設住宅暮らし、乗り越えていかなければならないものを数えれば、きりがないかもしれない。それでもここで生き抜く人々と共に少しずつ、街の宝物が息を吹き返す姿を目にしてきた。神事や伝統行事、海の幸。そんな営みが取り戻されていくのはむしろこれからだ。だからこそ、これからもこの街で、少しでも多くのシャッターを切りたいと思う。それは再び輝こうとしているものに触れたいという願いであり、そして同じ悲しみを繰り返さないための意思でもある。命のバトンを、受け継いでいくために。
【作者略歴】
安田 菜津紀(やすだ なつき)
1987年神奈川県生まれ。studio AFTERMODE 所属フォトジャーナリスト。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、カンボジアを中心に、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で貧困や災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。2012年、「HIVと共に生まれる-ウガンダのエイズ孤児たち-」で第8回名取洋之助写真賞受賞。写真絵本に『それでも、海へ 陸前高田に生きる』(ポプラ社)。共著に『アジア×カメラ「正解」のない旅へ』(第三書館)、『ファインダー越しの3.11』(原書房)。上智大学卒。
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