【オリンパスギャラリー大阪】2017年2月24日~3月2日 川上 讓治 写真展
川上 讓治 写真展釜ヶ崎劇場 2011-2015【吾亦紅ありたい】
期間:2017年2月24日(金)~3月2日(木)
午前10:00~午後6:00 最終日 午後3:00 日曜・祝日休館
会場:オリンパスギャラリー大阪
入場無料
写真展案内
この5年間、大阪市西成区の一角に住み込んで撮った写真を、釜ヶ崎劇場 2011-2015【吾亦紅ありたい】と題してまとめた。
釜ヶ崎はあいりん地区とも呼ばれる。日雇い労働者が職を求めて集まる地だ。「ドヤ」と通称されてきた簡易宿所に泊まり、日々、路上を行き交う人々とすれ違う一瞬に、すりとるようにシャッターを切る。
宿所の窓を開けると、この街独特のにおいを感じる。そんな時、長く興行師として過ごしたすとりっぷ劇場を思い出す。伝説の踊り子、一条さゆりが晩年を過ごしたのもこの地だった。私にはこの街も「劇場」に思えて仕方ないのである。人生の光と影、表と裏の凝縮したような「舞台」。たとえ福祉という衣装をまとっていても、むき出しの生の緊張感がある。
もし、路上で不用意に人々へカメラを向けると、「仲間を撮るな」とすごまれる。「撮り逃げ」は許さない。
「吾亦紅」は、バラ科・ワレモコウ属の植物である。一説によると、「我もこうありたい」と、はかない思いをこめて名付けられたという。その由来から作品の画題を命名しました。
出展作品数:モノクロ 約40点
【作者略歴】
川上 讓治(かわかみ じょうじ)
1950年 島根県浜田市に生まれる。
1976年 大阪芸術大学写真学科4回生後期中途退学。
2005年 大阪芸術大学大学院写真制作専攻社会人入学。
2006年 写真集「俺達のストリップ物語」(データハウス)出版。
2007年 大阪芸術大学大学院博士課程前期課程修了。
2015年 著書「すとりっぷ小屋に愛をこめて」(人間社文庫)出版。
オリンパスギャラリー大阪
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