2022年6月2日 ~ 6月13日「東京写真月間2022」Space2:(C/D面) 風間健介 「夕張」 撮影‐風間健介 所蔵-幸村千佳良
【写真展案内】
風間はかって栄えた夕張の雪景色の街並みの姿を6-7の中判カメラで精緻に捉え、昭和の原風景とも言うべき姿を残している。また、夕張炭鉱のための北炭清水沢発電所の外景、工場内の発電機などの機械、朽ちた工場内の様子、壊れた工場の夜景、壊されたコンクルートの建物や橋などの姿も捉えている。これらの写真は同時に風間の諸行無常の諦念をも写し、そこから生まれる深い情感をも写し出している。写真集「夕張」の最終章は「消えた街」であり、最後の写真は、夏草に囲われた一本の舗装道路の姿を撮った写真であり、いわば栄枯盛衰の象徴である。同時に、人間社会の未来を暗示するものにもなっている。
【風間健介略歴】
1960年9月 三重県津市に生まれる。
1989 北海道夕張市に移住、夕張など炭鉱遺産を撮影。
2008 埼玉県狭山市に移住、2009 以降 暗室技法を活かして平面作品を制作、アゲ、ドローイング・シリーズを作成。2015 千葉県館山市に移住。
館山移住後は館山の風景に触発され、海岸の岩、海岸風景、風を受ける木、ソテツなどを撮影。
2017年6月 逝去
受賞 2002 第18回東川町特別賞
2006 日本写真協会新人賞
写真の会賞
地方出版文化功労賞奨励賞
OM SYSTEM GALLERY(旧 オリンパスギャラリー東京)
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