【オリンパスギャラリー大阪】2018年12月14日 ~ 12月20日 中条 望 写真展
中条 望 写真展 「サゴッタ 11歳の女の子が過ごす難民キャンプ」オリンパスギャラリー大阪 期間:2018年12月14日(金)~ 12月20日(木)
午前10:00 〜 午後6:00 最終日 午後3:00 日曜・祝日休館 入場無料
オリンパスギャラリー東京 期間:2019年 1月18日(金)~ 1月26日(土)
午前11:00 〜 午後7:00 最終日 午後3:00 木曜休館 入場無料
【写真展案内】
バングラデシュの首都ダッカ モハマドプールに、イスラム教の象徴的な三日月を描いた旗が 靡く、周囲を歩くと僅か数分で済んでしまう小さなエリアが有ります。
ここは1972年から存在するスラム街の様相をした難民キャンプ、名をGENEVA CAMP と言います。わずか220×350m の小さな範囲に5500 家族、数にして40000 人を超える人たちが 劣悪な環境下での暮らしを余儀なくされています。
彼らはビハール難民と呼ばれていますが(ロヒンギャ難民とは対照的に)国際法の難民条約で難民として認定されておらず国連難民高等弁務官事務所UNHCR が公的な支援を行っていません。歴史的には1971年パキスタンからのバングラデシュ独立運動の際、パキスタン軍への協力を行った人々でパキスタン軍降伏後は弾圧の対象となり多くの資産と権利を奪われ今日に至ります。現状、彼らGENEVA CAMP の人々はいうなれば制限された無権利状態の、法的に曖昧な存在であると言えます。その存在を裏付けるように彼らの身分を示すID カードはバングラデシュ市民と同様の市民権を認めたものではありません。
そんな彼らの許に通い続け6 年になりますがいつも私を受け入れてくれる家族と女の子がい ます。女の子はサゴッタ 11歳。家族と合計9名でここに暮らしています。いつ訪れても快く迎 えてくれて必ず見送りに来てくれるサゴッタ、振り返り後ろ髪を翻し路地に消えていく様を自 分の妹のように感じていました。今作はそんな彼女とGENEVA CAMP で暮らす人々の生活を 纏めたものです。
出展作品数:カラー 約60点
【作者略歴】
中条 望(ちゅうじょう のぞむ)
1984年三重県生まれ。同志社大学卒業。在学中よりアジアを中心とし難民・スラム・内戦・辺境・震災といった状況に生きるマイノリティーに寄り添い取材を続けている。
写真展(個展)に「友人たちのポートレート:ASIA のMinority ~難民キャンプ・スラム・辺境から~」(2016年 3月 オリンパスギャラリー東京/ 大阪)/「続・友人たちのポートレート:ASIA のMinority ~難民キャンプ,スラム, 辺境から~」(2016 年6 月 AMS 写真館 京都)等がある。
ウェブサイト:http://nozomuchujo.jp/
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