User Interview(ユーザーインタビュー)
一枚の写真がどんな薬よりも
人を笑顔にする
2022年7月公開
yox_photograhさん使用のカメラと
レンズをご紹介
清水哲朗先生や菅原貴徳先生のCP+講演が出会いの始まり
OM SYSTEMと出会ったきっかけは?
【yox_photograph】
私のOM SYSTEMとの出会いは数年前に遡ります。当時の私は大学院に在学し医療系の研究を行う日々で、カメラを触ったことすらない人間でした。そんな中、大学院の同僚の影響でカメラに興味を持ちました。
私は自然風景や野鳥に興味があったため、その被写体を捉える上で最適なカメラを探していました。そして、自分のカメラを購入する段階で、目に止まったのが清水哲朗先生や菅原貴徳先生のCP+ご講演動画でした。
お二人とも、フィールドに出て被写体を探していく様子は、まさに冒険そのもので、そのパートナーとしてOM SYSTEM(当時はOLYMPUS)のカメラとレンズの性能の解説が行われていました。小型軽量で防塵・防滴・耐低温性能を備え、まさにどこにでも連れて行けて信頼できるパートナーなのだと強く感じました。そして、自然とOM SYSTEMのカメラを持って冒険している自分を想像していました。
それからは、OM-D E-M1 Mark II、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO、テレコンバーター(×1.4、×2.0)を手に入れて、自然風景と野鳥を撮影してきました。上記のカメラシステムで、35mm換算で24mmから600mmまで対応でき、レンズの解像力・描写力が非常に優れているため、どこにでも持ち歩けて作品作りができる、唯一無二のシステムだと感じています。
一枚の写真がどんな薬よりも人を笑顔にすることもあると信じています
お忙しい中、撮影活動を続ける動機は?
【yox_photograph】
現在は、医療系の研究機関で勤務をしながら、撮影活動を継続しています。日々の研究業務の合間でも撮影活動を両立することができるのは、風景から野鳥まで対応できるカメラシステムが、通勤カバンの中に収納できるからです。「カメラは持ち出さなければ意味がない」という言葉の意味を、身をもって日々感じさせていただいています。
医療系の研究活動とカメラによる撮影活動は、私の中では類似点があると感じています。医療系の研究活動では、日夜実験によるデータ収集と研究発表を繰り返しますが、すべては患者さんの笑顔や健康のためです。私が撮影活動を続ける動機も同じで、作品を見てくれた人たちが笑顔になったり、心穏やかな気持ちになってほしいという願いがあります。時に、一枚の写真がどんな薬よりも人を笑顔にすることもあると信じています。
自然を被写体とした写真は、いつも大切なことを教えてくれます。
撮影する被写体についてお聞かせください?
【yox_photograph】
現在、主な被写体は身近な自然風景と身近な野鳥です。清水哲朗先生のようにモンゴルの奥地を取材したり、菅原貴徳先生のように希少な野鳥をカメラに収めることはできていません。しかし、身近な自然を被写体として作品を発信することには大きな意義があると感じています。
現代社会においては、仕事や人間関係など人間社会特有のストレスが蔓延しており、時には精神的な健康が損なわれることもあります。しかしながら、身近なところにある自然風景や野鳥の一瞬の羽ばたきは、私たちが「自然の中で生きている」ことを感じさせてくれます。自然の中で生きるという人間の営みは、太古の昔から今まで変わっていないことで、おそらく形は変われど本質的にはこれからも不変だと思います。
そんなことに思いを馳せていると、我々は地球の上に立って、「今この瞬間に、間違いなく生きている」ということを思い出させてくれる気がします。自然を被写体とした写真は、例え身近な被写体であったとしても、いつも大切なことを教えてくれます。
身近な自然への新しい冒険に出たいと思います。
これからのフォトライフについて、いかがでしょうか?
【yox_photograph】 本原稿執筆時点で、ちょうど「OM-1」が手元に届きました。OMの名を冠した新しいカメラを前に、率直にとてもわくわくしています。これからOM-1を連れて、身近な自然への新しい冒険に出たいと思います。
作品の解説
ありがとうございました。