User Interview(ユーザーインタビュー)
スナップやポートレートを撮影する上で
かけがえのない存在のOM SYSTEM
2022年4月公開
はじまりは当時の社長からの言葉
千田さんがOM SYSTEMと出会ったきっかけは?
【千田】
それは、忘れもしない2014年6月21日のことでした。わたしは、日本最大級のファン総数を誇る審査制写真投稿サイト「東京カメラ部」主催の「東京カメラ部2014写真展」に参加していました。在廊しようと会場入りした時のことです。
東京カメラ部の代表が、わたしを見つけるや否や、興奮気味に「つい先ほど、オリンパス(現:OMデジタルソリューションズ)の社長が、千田さんの作品を大絶賛していましたよ。ポートフォリオもすべてご覧になって帰られましたよ」と伝えてくださったのです。大変光栄でうれしいことだったので、すぐにお礼のメッセージを送ったところ、「OM SYSTEMがミラーレス一眼で狙う世界観を体現していて素晴らしい」と励みになるお言葉を頂戴しました。このうれしさと興奮は、いまでも鮮明に覚えていますし、昨日のことのようによみがえります。
(実際の社長からの言葉)
「本当に素晴らしい作品だと思いました。他の作品も素晴らしかったのですが、デジタルを活用した作品が多い中で、テクニックに走ることなく、ですがしっかりした演出があり、でもその演出もいやらしくなく、構図はしっかりしていて、写真家の優しさも伝わる色々な気づきをいただく作品でした。なによりもうれしかったのは、これこそ小型のミラーレス一眼だから撮影できる作品だということです。おそらくは、一眼レフではないと思うのですが(間違っていたらごめんなさい)、カメラを構えても被写体がそれを意識していない、これこそ我々メーカーがミラーレス一眼で狙う世界観です。ありがとうございました。」
もともとOM SYSTEMはまじめで真っすぐで、ブレないテーマや訴求ポイントの展開など、いいイメージしかありませんでしたが、当時のわたしはメイン機もサブ機も他社製品でそろえていたため、機材を見直したり検討したりする機会がありませんでした。
しかし、これが「いいイメージしかないOM SYSTEMの機材ってどんな感じなのだろう」と興味を持つきっかけになり、機材を検討する契機になりました。実際にOM SYSTEMの機材を手にしてみると、解像感を含む高画質、強力な手ぶれ補正、小型軽量、被写体に寄れることをはじめとする高機能、使いやすさなどいいこと尽くめ。すぐにOM SYSTEMの機材に魅了され、「OLYMPUS OM-D E-M10」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を購入しました。
決定的瞬間を逃さない小型軽量で高画質のシステム
現在の使用機種は?またその魅力は?
【千田】
カメラは時の経過とともに、「OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II」「OLYMPUS PEN-F」「OLYMPUS PEN E-P7」へとアップデートし、現在は「OLYMPUS PEN-F」「OLYMPUS PEN E-P7」で日常を切り取っています。
わたしは主にスナップやポートレートを撮影しています。スナップ写真を撮影するにあたり、わたしが重要視しているのは軽量コンパクト。いつ決定的瞬間が訪れるかわかりません。それを逃さないよう、カメラは常に携帯したい。しかも、高画質で残したい。そんなわたしの思いを叶えてくれるのが、カメラもレンズも小型軽量、しかも性能に妥協のないOM SYSTEM。まさにうってつけでかけがえのない存在との出会いでした。装備を最小限に抑えられることは、常に携帯することを躊躇させません。
そのため、現在もふだん持ちしては日常の何気ない、それも二度と訪れない瞬間をわたしらしく切り取ることができています。
また、ポートレートもわが子やモデルさんに威圧感を与えないため、自然な表情を引き出してくれます。
そんな頼もしい相棒と一緒に今日も、そしてこれからもフォトライフを楽しみたいと思っています。
日常感も非日常感も
今後撮っていきたいもの、チャレンジしたいことは何ですか?
【千田】 これまでと変わらず、今後もスナップとポートレートを撮影していきたいです。スナップは、たとえばふだん目にする光景であっても日常感を出さずにアーティスティックに切り取り、見る人の想像をかき立て、楽しんでもらいたいと思っていますし、ポートレートはわたしのスナップ写真の特長を活かした「スナップポートレート」をたくさん撮りたいです。また、スナップとは逆に、日常感あふれる家族の写真も多く撮っていきたいです。
作品の解説
ありがとうございました。