User Interview(ユーザーインタビュー)
ごく普通の日々の暮らしの中で、
ごく身近な被写体を撮る。
常に持ち歩ける小型軽量の
OM-D E-M5 Mark IIIが相棒です。
2022年9月公開
Junkoさん使用のカメラと
レンズをご紹介
「キレイだなと感じたものを他の人にも見せたい」。これが撮影モチベーションです
写真を撮るようになったきっかけを教えてください
【Junko】
ガラケーからスマホに替えた頃、近所の風景や花などをスマホのカメラで撮ってはFacebookに投稿していました。上げた写真を友人たちが褒めてくれることに味をしめ、自分が「ちょっといいな」と感じたものを撮影してシェアすることの楽しさにどんどんハマっていったんです。
もっとキレイに撮りたい、被写体の魅力をもっと伝えたい。そのためにスマホでは飽き足らずにカメラが欲しくなり、まずはポケットに入るコンデジを手に入れました。
さらに、キレイに撮りたい要求が高まり、今はミラーレス一眼で撮っています。「キレイだな、素敵だなと感じたものを、他の人たちにも見てほしい」ということが、スマホ時代から変わらない私の撮影モチベーションです。みんなに見せたいものを見つけた時、すぐに撮れるように常に持ち歩くカメラは、いつの間にか日々の暮らしの中で欠かせない存在になっています。
スーパーへの行き帰りにもサクッと撮れる小型軽量のカメラでなくては!
OM SYSTEMと出会ったきっかけを教えてください。
【Junko】
海が好きなこともあり、水辺でも使えるカメラを探して、防水コンデジToughを購入したのがOM SYSTEMとの出会いでした。
どんどん写真への興味が増す中、レンズ交換式のカメラが欲しくなりましたが、大きくて重いカメラは論外でした。
私には重度の知的障害を持つ息子がいます。この息子の送迎と世話に費やす時間が生活の大部分を占めていますので、写真を撮ることができるのは、息子がいない平日の真っ昼間の短い時間に限られます。スーパーへの買い出しなどの合間に、道端の雑草の花をサクッと撮ったりするためには、常にバッグに入れておける小型軽量のカメラとレンズでなくては!というわけで、OLYMPUS PEN E-PL7を選びました。
現在は防塵・防滴のOM-D E-M5 Mark IIIを愛用しています。
地面近くに咲く小さな花も寝そべらずに撮れるバリアングル液晶モニター
OM SYSTEMを使った感想はいかがでしたか?
【Junko】
何と言っても小さくて軽いこと。日常的に持ち歩いても苦にならないサイズです。財布・スマホ・ハンカチ・カメラ。これが私の外出時の必携アイテムです。
また、バリアングル液晶モニターも重宝しています。地面の近くに咲く花を撮ることが多く、これをファインダーから覗いて撮ろうとすると地べたにうつ伏せになる必要がありますが、近所の道端で寝そべると完全に不審者もしくは行き倒れですからね。
バリアングルであればカメラを低い位置に構えて(場合によっては靴の上に乗せたりして)液晶モニターを上向きにし、それを見ながら何食わぬ顔で撮影ができます。
よく使うのは単焦点レンズです。撮りたいものだけにしっかりとフォーカスし、写って欲しくないものはきちんとボカしてくれる気がするからです。撮影場所のほとんどが横浜という都市部の道端や公園ですので、画角に人や車やビルなど雑多なものが入ってきますが、単焦点レンズのボケ感を活かして、背景を「なんかイイ感じ」になるようカモフラージュできていると思います。
小さな花にはアイドルを撮るような気持ちで向き合います
撮影で心がけていること、工夫されていることを教えてください
【Junko】
時間に限りがあるので、写真を撮るためにどこかに出かけることは難しく、三脚を使ってじっくりと構えたりする余裕もありません。でも、ごく日常的な生活圏内にも、その気になれば被写体はたくさんあるんです。
道端の小さな野の花にはアイドルを撮るような気持ちで向き合っています。この花の一番可愛いところはどこだろう?どの角度が魅力的に見えるかな?と考えています。どこにでも咲いているありふれた雑草の花は、個体数が多い分、その中から写真映えする一輪を選ぶのが容易になります。応募人数が多い大規模なアイドルオーディションと同じですね。ありふれた花であればあるほど、数多い選択肢の中から可愛い一輪や個性的な一輪を選べるわけです。
私の場合、今はInstagramへの投稿がメインなので、写真に添えるキャプションにも力を入れています。撮りながらキャプションが浮かぶことも多いのですが、キャプションというのはつまり写真のテーマでもあります。たとえばオニユリの花。オレンジ色の花びらと黒い斑点の組み合わせが毒々しくて苦手だったのに、ある時「この花ってタコ型宇宙人みたいだな」と閃いて以来、撮るのが楽しくなりました。最近では「いかに宇宙人っぽく撮るか」がオニユリ撮影のテーマです。
ちなみに今回の8枚の写真はすべてAモードで撮っています。絞りと露出さえ決めれば、あとはカメラが自動的に設定してくれます。
少し前であれば、たくさんの人に写真を見てもらうためには、コンテストに応募したり、自分でギャラリーを借りて写真展を開いたりする必要がありましたが、今はSNSで世界中の人に自分の写真を届けることができます。写真の楽しみ方がとても幅広くなっているのではないでしょうか。
しばらくは道端の花を撮り続けます
今後、撮って行きたいテーマなどありましたらお聞かせください。
【Junko】
行動範囲と時間が限られている間は、今までと同じように自宅回りの道端の花などがメインの被写体になると思います。
もしも将来、自由に動ける時が来たら、美しく希少な山野草を撮るための旅に出たりしてみたいですね。
作品の解説
ありがとうございました。