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あじさいをかわいく撮ってみよう!
2024年5月公開
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レンズをご紹介
あじさいをかわいく撮ってみよう!
みなさんこんにちは!ゆるふわ写真家のむらいさちです。
春のお花が終わり一息ついたとき、主役が入れ替わるようにあじさいの撮影シーズンに入ります。梅雨の時期に咲き、誰もが認める雨が似合うお花ですよね。
最近は、品種も増えてきて、撮影もいろいろ楽しめるようになりました。ふんわり明るく撮りたいのならば、どれを撮っても良いわけではなく、主役となるべくお花をちゃんと選ばなくてはいけません。今回お見せするのは以前鎌倉の撮影会などで撮影したものです。
あじさいの季節がまもなく到来しますので、皆さんの撮影の参考になれば幸いです。
1 美しい背景をさがす
どんな美しい被写体も背景が悪いと、その魅力を十分伝えることができません。明るい背景を選べば写真自体も明るくなります。そしてカラフルな背景を選べば、より一層写真が華やかになります。主役ももちろん大切ですが、「どの背景で撮影するのか?」も、とても大切です。
2 玉ボケでアクセントをつける
あじさいは木陰に植えられていることが多いです。そうなると周りの木の木漏れ日を使って色とりどりの玉ボケを作ることができます。しっかり被写体に寄ると、大きな玉ボケが出ます。液晶画面を見ながら玉ボケのバランスなどを意識して撮影してみましょう。
3 前ボケをつかって、主役を引き立てる
花が大きく複雑な形をしているあじさいは、主役を明確にして写すのが難しかったりします。そんなときは上手に前ボケを使って、主役を引き立ててあげましょう。同時に前ボケが入るとふんわりもするので僕は好きでよく入れています。ただ入れればよいわけではないので、撮影前にしっかり全体を見てチェックしましょう。
4 マクロレンズで違う表情も撮影してみよう
あじさいは色合いがとても美しいお花です。その美しい部分をマクロレンズでクローズアップしてみると、いつもと違うあじさいの一面が見えてきます。目ではよく見えない世界は撮影していてもとても楽しいですよね。
5 雨でついたしずくを狙ってみる
あじさいは雨の似合う数少ないお花。撮影の時は、晴れよりもちょっと雨くらいを望んでしまいます。そんな艶やかな姿も素敵ですが、雨が降るとお花に水滴がつきますよね。それをマクロレンズ撮影してみると、とても楽しいですよ。水滴がお花のどこについてるか、背景の色合いなどもしっかり確認しながら、写してみてください。
6 水に浮かべてあるお花もかわいく撮ろう
撮影に行くとお寺などでは花手水など、水に浮かべたお花を見る機会も多いですよね。それらは上から見るとても美しいのですが、それは誰が撮っても、携帯で撮っても美しく写せます。でも、ミラーレス一眼カメラを持っているのならそのボケを利用して撮影した方が面白いですよね。この写真は、大きなボケを使い、ローアングルから撮影してみました。
まとめ
ひとえにあじさいと言っても種類はとても多く、なかなかセオリーが難しかったりします。でも、逆を言えば、それだけいろいろな撮り方を楽しめるお花でもあります。いつも同じ写真になってしまうなと思う方は、レンズを変えてみたり、行ったことのないあじさい園に行ってみるなど、いつでも楽しく撮れる環境を作ってみてください。
OM SYSTEMのカメラやレンズは防塵・防滴機能を搭載している機種が多いので、それらの機材であれば多少の雨が降ってもぜんぜん気になりませんし、とても心強いです。ぜひ、これからの季節いろいろな場所であじさいが咲きますので、撮影を楽しんでくださいね。
*35mm判換算焦点距離