毎年、静岡県河津町の河津桜の開花のニュースを⾒て春の訪れを感じます。春は河津桜をはじめとして、梅や桜など様々な種類のお花が咲き始め、また芽吹いたばかりの新緑がとても美しく、カメラを持ってお出かけしたくなる季節ではないでしょうか。また桜前線を追いかけたり、早咲きの桜から遅咲きの桜まで種類が豊富なので、⻑い期間楽しむことができます。
今回は春に咲くお花や桜・新緑など、春を感じる⾵景を紹介していきます。
1. 海を背景に河津桜を
河津桜は静岡県河津町で発⾒された早咲きの桜ですが、近年は全国各地で鑑賞することができ、お花が⼤きめで濃いピンク⾊が特徴です。
2. 広⼤な梅林をふんわりと
広⼤な梅林で梅が⼀⻫に咲き誇ると圧巻な⾵景です。
3. 一本の梅を幻想的に
⾥⼭に咲く特徴的な樹形の梅は主役として⼤きく捉えることができます。
4. 福寿草をキラキラに
福寿草は温かい地域では1⽉ごろから咲き始めますが、内陸部では3⽉ごろに満開になり、春の訪れを感じるお花のひとつです。
5. ミツマタを森のホタルのように
ミツマタは冬になると葉を落とす落葉性の低⽊です。3⽉から4⽉頃にかけて三つ叉に分かれた枝先に⻩⾊いお花を咲かせます。ミツマタの⽊の⽪は和紙の原料として⽤いられます。
6. 順光で桜を描く
桜を撮影する際には光線状態を意識することが⼤切です。桜の⽊に対して太陽がどの⽅向から当たっているのかをチェックして最適なカメラポジションを選択しましょう。
順光は桜の⾊を鮮やかにくっきり写すことができ⻘空だと桜の色がより⼀層引き⽴ちます。
ただ順光は⽇中の光だと平坦でベタッとした印象になりやすいというデメリットがあるので、早朝や夕方の光がオススメです。
7. 逆光で桜を描く
逆光は桜の美しさを際⽴たせることができます。また⽇中の光でも背景を暗く落とし印象的な作品に仕上げることができます。
8. 斜光で桜を描く
斜光は真横から光が当たるので、桜の⽴体感や⼒強さを表現できます。
9. フラットな光で桜を描く
『花曇り』という⾔葉があるようにフラットな光の時は桜を柔らかく表現することができます。
ただ、画⾯の中に⽩い空(曇り空)を多く⼊れないフレーミングにした⽅が良いでしょう。
10. 星空と桜を描く
デジタルカメラになって桜と星空撮影は⽐較的簡単になりました。桜と天の川や北極星などを絡めた撮影に挑戦してみましょう。
11. 散り桜を美しく
桜は満開の時ばかりではなく、散った後の⾵景も侘び寂びが感じられてとても魅⼒的です。
12. 芽吹きの⾵景
桜を追いかけていると、やがて⽊々の芽吹きも始まります。新緑の中の桜を捉えてみたり、柳の⽔没林の新緑も素敵です。
最後に・・・
お気に⼊りの桜スポットを⾒つけたら、天候(晴れ・曇り・⾬)や時間帯(朝・⼣)を変えて撮影されると、新たにその桜の魅⼒を発⾒できると思います。早速春の撮影に出掛けてみたいと思っていただけたら幸いです。
※35mm判換算焦点距離