Photo Recipe(フォトレシピ)
冬を感じる⾵景を撮りに出かけよう
2022年11月公開
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レンズをご紹介
⾊鮮やかな紅葉が終わり、冬を迎えると⾊彩がなくなるので被写体探しが難しいと考えがちですが、澄んだ空、厳しい寒さによって⽣じる⾃然現象や造形美など被写体が豊富な季節です。また光を上⼿にコントロールできると魔法のような⾊彩も得られます。今回は冬ならではの魅⼒的な⾵景を紹介していきたいと思います。
1 冬の澄んだ空
冬は気温が下がり空気が冷たくなるので、空気中の不純物が少なくなり澄んだ⻘空が⾒えます。天候の良い⽇には普段は⾒えにくい遠くの⼭までクリアに⾒渡せるなんてこともあります。
2 気嵐
気嵐は早朝の冷えた空気が川⾯近くに流れ込むことで⽔蒸気が冷やされて発⽣します。
また⾵のない⽇の⽅が気嵐が出やすいです。
3 霜
霜は空気中の⽔蒸気が夜の間に冷えた地⾯や草⽊などの植物に付着して氷の結晶となったものです。湿気が多く最低気温が約4℃以下になると、草⽊にまるでお化粧をしたかのように霜が降ります。
4 霧氷
霧氷は氷点下の環境で霧や雲などの⽔分が⾵によって木々に吹き付けられ、氷となって付いたもので、⽊に⽩い花が咲いたように⾒えます。
5 氷
厳しい寒さが続くと滝、川、沼、湖などの⽔のある⾵景は氷となって成⻑します。⾃然が織りなす氷の造形は⼈間の想像を遥かに超えるものばかり。まさに⾃然は偉⼤な芸術家です。
このように冬の被写体はとても魅⼒的です。ただ寒いのは苦⼿・・・と思っている⽅も多いはず。しっかり防寒対策をして、カメラの操作がしやすい⼿袋や予備バッテリーの準備なども忘れずに撮影に臨むことで素敵な出合いがあるでしょう。
※35mm判換算焦点距離