いこまち宣伝部とは

いこまち宣伝部は、奈良県生駒市の人・店・行事・風景などを市民目線で取材し、
市公式Facebookやインスタグラム「グッドサイクルいこま」に投稿する市民PRチームです。

活動任期は毎年10月から1年間。生駒市が公募し、現在は7期生13名が活動中です。
取材先の選定・取材・撮影・文章作成は宣伝部員自らが行い、投稿前に市職員がチェック。
1人あたり月に1~2回まちの魅力を発信しています。

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メンバー

2015年にスタートした「いこまち宣伝部」。市公式SNSでの発信にはこれまでに約70人が参加し、約1,000本の記事を投稿してきました。平均年齢は30代半ば。専業主婦や会社員、デザイナー、フォトグラファー、飲食店経営など、メンバーの暮らし方や働き方は様々です。

地域の紹介

緑豊かな住宅都市として発展してきた生駒市

奈良県生駒市は、大阪都心部まで電車で約20分のアクセスの良さと生駒山や矢田丘陵に囲まれた緑豊かな環境を活かし、大阪のベッドタウンとして発展を遂げてきました。人口約12万とコンパクトなまちですが、エリアごとに違った個性があります。エリアを大きく分けると3つ。閑静なまちなみのニュータウンエリア、里山が残る田園エリア、駅や商業施設に近い利便性に優れたエリアがあり、思い描く暮らしに合った地域を選んで暮らすことができます。

住民の定住意向は約89%と高く、閑静な住宅街や教育・子育て環境の良さから、30~40歳代の転入が多いのも特徴的です。また、治安の良さは関西1位(10万人以上の都市)、住み続けたい街ランキング(大東建託㈱)では奈良県1位、関西8位になるなど、住みやすさを指標としたランキングでは上位にランクインすることが多々あります。

多様な生き方や暮らし方に対応したまちづくりを進めています

個人のライフスタイルや価値観が多様化し、住民ニーズも多様化するなか、将来都市像として「自分らしく輝けるステージ・生駒」を掲げ、大阪に通勤・通学するというこれまでの暮らし方に加え、日中の時間の多くを市内で過ごす暮らし方や、生駒で住み・働く暮らし方など、多様な生き方や暮らし方に対応したまちづくりを進めています。

宣伝部の活動

まちのファンを増やす「いこまち宣伝部」

少子高齢化・人口減少社会の中、本市の地域活力を維持するための取組の一つとして、シビックプライドを高めながら、まちと主体的に関わる「生駒ファン(地域に参画する人・推奨する人)」を増やすプロモーションを実施しています。いこまち宣伝部はその中核を担っています。

いこまち宣伝部は、住民自身がまちの魅力を取材し、市公式SNSで発信しています。立ち上げから7年が経ちますが、毎年定員以上の申込みがある人気企画です。活動前にプロの講師から文章や写真、取材などの講座を受講できるため、専門知識がなくても安心して参加できます。また、OMデジタルソリューションズ株式会社の協力により、オリンパスブランドのミラーレス一眼カメラを一人一台利用できることも人気の理由です。

このまちで暮らす価値を見つけた宣伝部メンバー

「生駒の魅力を見つけたい」「暮らしやすいまちやけど、うまく言葉にできない」と活動前に話すことが多い宣伝部の皆さん。活動を通じて生駒の多様な魅力と出会い、このまちで暮らす価値を見つけてきました。6期生のコメントを紹介します。

生駒で行きたい場所が増えた!

職場と家を往復するだけの毎日でしたが、宣伝部に入ってからは、まちに仲間がたくさんできました。魅力の原石を探すようになると、気になる場所や会いたい人も増えました。宣伝部の活動時間を増やしたいので、仕事を早く終わらすようにしています(笑)。(ぶっしー)

自分やまちの新しい一面に出会えた!

市外から転入してきて8年。子どもを通したつながりはたくさんありましたが、宣伝部は、母や妻ではなく個人として活動できることが新鮮。取材対象を探すために、地域の自然・人・場所などに目が行くように。暮らしがどんどん楽しくなっています。(しろまゆ)

コロナ禍でも地域情報を発信し続ける

新型コロナウイルスの感染が始まった2020年4~5月には、テイクアウト・デリバリーをする市内の飲食店や、オンラインで教室を行うお店の情報などを宣伝部が発信しました。これは「コロナ禍だからこそ日常の情報を発信したい」という宣伝部のメンバーからの申し出により実現したものです。地域情報は宣伝部、行政情報や感染情報は市役所と、役割を分担して情報を発信できました。

また、2021年2月に市が開いたオンライン番組「いこまちテレビ」では、生駒のおすすめランチのお店や日帰り旅行ツアーに関する番組を自分たちで企画。コロナ禍における地域情報の発信方法に一石を投じました。

任期終了後はまちづくりの担い手として活躍中

1年間継続して地域を掘り起こすので、まちへの愛着が育ち、活動後も別の地域活動に関わっている人が多くいます。例えば、宣伝部の取材をきっかけに、こども食堂やまちの緑化活動を行う団体にボランティアとして入会した人がいます。他にも、写真で生駒の魅力を伝える団体「イコマカメラ部」を立ち上げたり、コミュニティカフェをオープンさせて生駒産の野菜でドレッシングを作ったりするなど、主体的にまちに関わる人が増えています。

フォトブックや映画館でもまちの魅力を発信

大阪府内の映画館で放映する市のPR動画の作成や、未来に残したい生駒の魅力をまとめたフォトブックの制作などを行った宣伝部も含めると、約110人が様々な媒体を通じてまちの魅力を発信してきました。さらに、宣伝部の既存の活動を超え、都市活力ポータルサイト「グッドサイクルいこま」の記事作成やふるさと納税返礼品のレポートをはじめ、奈良県から依頼をうけて県南部のツアーレポートなども担当するなど、活動の幅を広げています。

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